学科長あいさつ
時代の流れをつかみ、看護の力で人々の健康に寄与する
看護とは、人々の健康の維持・増進、回復を目的とした援助活動であり、看護職には、人間の尊厳や権利を尊重する倫理観と、人々への深い関心や思いやりが求められます。これらは看護の根幹をなすものであり変わることはありません。
一方で、人々が生活する環境は、新しい知識、技術、情報によって変化しており、医療分野における技術革新や価値観の多様性の尊重、健康・医療ニーズの高まりによって看護職の役割や活動の場も広がってきています。
また、これからの看護職には、個人のみならず、家族や地域社会へと視野を広げ、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための支援が求められています。
そのため本学科では、人々の生活や健康を支える、エビデンスに基づいた確かな知識・技術を身に着け、新たな看護を創造する基盤となる力を養います。さらに、病院などの医療施設に加え、訪問看護や地域での暮らしを学ぶ実習を通して、さまざまな専門職と連携・協働し、看護の役割を発揮できる力を養います。
変化する社会にしなやかに適応し、これまで以上に人々に寄り添った看護を提供できる看護職になれるように共に学んでいきましょう。
看護学科長 清水 健史 教授
看護師
埼玉県出身。病院・教育機関での勤務を経て、2006年4月より青森県立保健大学勤務。
専門分野:精神看護学
研究分野:こころのケア