ベレノバ大学(米国)
2018年度ベレノバ大学との交流
(1)ベレノバ大学から本学への研修
実施状況
2018年5月15日 火曜日から19日 土曜日までの5日間、米国ペンシルバニア州のベレノバ大学(Villanova Univ.)から、8名の看護コースの研修生と2名の教員が来青し、学生や教員と交流を持ちながら、日本の看護教育や地域医療、日本の文化について学んだ。
今年度は両大学の学生間の交流を促進させる目的で、看護の専門授業や英語の授業、人間総合科学演習ゼミなど、幅広い分野の授業参加を企画し、今までになく多くの学生達と交流を深めることが出来た。
日時 |
時間 | 行程 | |
5月15日 火曜日 |
13時58分新青森駅着 |
お出迎 |
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14時40分 | 入寮オリエンテーション | ||
19時30分から21時30分 | 歓迎会 | ||
5月16日 水曜日 |
9時00分 | 学長表敬訪問 | |
9時10分から10時10分 | キャンパスツアー | ||
10時20分から11時30分 | 学内授業参加「人総合科学演習」 | ||
11時30分から12時40分 | 学生と交流ランチ | ||
13時00分から13時50分 | 看護学科FD テーマ:ヘルスリテラシー向上を目指して | ||
14時00分から14時50分 |
学内講義1「日本の医療保険制度」(鄭先生) | ||
15時00分から15時50分 | 学内講義2「日本の看護基礎教育」(藤本先生) | ||
16時00分から17時30分 | 学内授業参加「English1」 | ||
5月17日 木曜日 |
10時00分から11時50分 13時00分から16時00分 |
杖なし会参加・交流 青森県立中央病院見学 |
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5月18日 金曜日 |
9時00分から15時00分 | 浅虫ヘルスプログラム活動視察 | |
15時30分から15時50分 | 看護マネジメント実習学内発表会見学 | ||
16時30分 | 退寮説明会 | ||
18時30分から20時30分 |
お別れ会(教員) |
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19時30分から21時30分 |
お別れ会(学生) |
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5月19日 土曜日 | 7時40分 |
大学出発 |
イ 交流事業報告書
「交流事業報告書 青森県立保健大学・ベレノバ大学2018」を作成した。報告書は研修内容の詳細、交流に参加した本学の学生やベレノバ大学研修生らの生の声を載せた内容となっている。詳細は報告書をごらん頂きたい。
ドクターヘリの見学
ベレノバ大学研修生によるプレゼンテーション
「杖なし会」の皆さんと記念撮影
(2)本学からベレノバ大学への研修
2018年は、院生を対象としてベレノバ大学で海外看護研修をスタートさせました。博士前期課程の2名が9月に3日間の研修を受けに行きました。本研修はアメリカの看護教育や看護実践を学びながら国際的な視野を広げることを目的とし、病院見学や大学院の授業参加、院生同士の交流などのプログラムが計画され実施されたものです。今後の両大学のさらなる交流が期待されています。
ア 研修先
Villanova大学(アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア)
イ 研修期間
2018年9月25日から2018年9月27日 3日間
ウ 研修のねらい
・海外の医療現場を視し、国際的な視野を身につける
・アメリカの看護教育における教育内容、方法、人材育成の特徴について学ぶ
・看護管理における日本との違いを学ぶ
・アメリカでの医療の現状、看護師の役割を学ぶ
エ 研修内容
1日目 (9月25日) | |
9時00分 |
Villanova大学の施設見学(ボランティアの大学生が学内の施設や環境等を案内。図書館やチャペルなど見学 |
11時00分 |
シミュレーションラボ見学(看護学科のシミュレーションラボを見学し、シミュレーターや設備を見学。看護基礎教育について意見交換) |
12時30分 |
ランチ(大学院生と意見交換をしながらランチ) |
13時30分 | ディスカッション(ヘルスケアやマネジメントについて教員と意見交換) |
15時00分 | 対話(教員数名と対話) |
16時30分 | Unityクリニックの見学(Nurse Practitionerが診察を行っている施設を見学) |
17時30分 | 研修終了 |
2日目 (9月26日) | |
8時00分 | Lankenau病院の院内研究発表会に参加(院内研究発表会に参加、聴講) |
12時00分 | ランチ(看護研究に関する意見交換をしながらランチ) |
13時00分 | Lankenau病院の施設見学(病棟やICUなどの施設を見学、その後意見交換) |
15時00分 | Villanova大学のショップ等の見学(大学グッズを販売しているショップ等を見学) |
16時30分 | Villanova大学で大学院の授業へ参加(看護教育の授業に参加し、聴講) |
18時00分 | 交流会(大学院生が歓迎会をしてくれた。軽食を取りながら意見交換) |
19時00分 | 研修終了 |
3日目 (9月27日) | |
9時00分 | フィラデルフィア小児病院の見学(オリエンテーションをしてもらいながら、病棟やシミュレーションラボ等を見学。その後、NP(ナースプラクティショナー)と意見交換 |
11時00分 | ランチ |
12時00分 | ペンシルベニア大学病院の見学(病棟、透析室、ヘリポート等の施設を見学し、オリエンテーションを受けた) |
13時00分 | ホームパーティ(教員の自宅でのホームパーティに参加し、教員や大学生と交流しながらディナー) |
20時00分 |
研修終了 |
オ 院生の感想(研修での学び)
アメリカでは大学や病院、家族指導においてもシミュレーション教育を積極的に行っており、実践に近い学習環境が整えられていた。また、それをサポートする人材が充実していた。地域においては、Nurse Practitionerが経済的に苦しい人や移民などに対しても医療を提供していた。また、病院施設においてもあらゆるニーズに理解を示し看護を提供しており、高度実践看護の実際を見学とディスカッションを通して学んだ。アメリカではさまざまな人種、宗教、文化を尊重しており、大学構内、病院施設、職場環境においても多様性を重視していることを感じる場面が多くあった。今後私たちが看護を提供していく中で、あらゆる人種、宗教、文化に対しその人らしい生き方、暮らしに寄り添っていくことの大切さを改めて考える機会となった。