臨床栄養学臨地実習Ⅲ
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・展開科目 | |||||
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科目名 | 臨床栄養学臨地実習Ⅲ | |||||
授業形態 | 実習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 4年 | 学期 | 前後期 | 合計コマ数 | 23コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 齋藤 長徳 | 学内連絡教員 | 齋藤 長徳 | |||
科目担当者 | 齋藤 長徳、清水 亮 | |||||
身につける力 | 創造力 | |||||
学習キーワード | 専門的技術 問題解決力 クリティカル・シンキング |
1.科目のねらい・目標
卒業後、医療分野を目指す学生を対象とし、臨床栄養学臨地実習Ⅰ・Ⅱで広範に学んだ医療現場での栄養管理を、ある症例に的を絞って、深く考察し、主体的に栄養管理について提言し、実施することで、個々に対応した実践的能力を養う。
実際の医療では、患者様のQOLや治療の効率化を図るためにクリニカルパスを導入し、また疾患やその治療について患者様に短期集中的に学んでもらうことを目的とした教育入院などを実施しているが、そこに医療チームの一員として参画し、他職種とのカンファレンスを通して、病院管理栄養士としてどのような知識やスキルが必要なのかを体感し、将来に活かすことを目的としている。
さらに、症例から医療保険制度や給食経営管理、患者様の退院後の生活についても考えを広げ、患者様にとって最善の栄養管理とは何かを考え、その実践的実習をねらいとしている。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
具体的な実習計画と内容は実習施設ごとに若干異なるが、概ね以下の項目について実習する。
1.事前オリエンテーション
実習に関するオリエンテーションを行う(実習約1か月前:全体ガイダンス、実習直前:直前レクチャー予定)
2.実習内容および方法
基本的に症例を持ち、患者様に接し、臨床での栄養管理の実践を指導管理栄養士の下で行う。実習期間は、
臨床栄養学臨地実習からの継続とし、実習先指導管理栄養士と協議の上行う。
3.事後報告会
履修生が実習施設で、症例等をプレゼンし、施設指導者とともにカンファレンスを行う。
以上、23コマで執り行う。
2.方法
臨床栄養学臨地実習Ⅰ・Ⅱからの連続で行うことを基本とし、実際の症例について栄養計画(栄養指導含む)を臨床実習することとなる。
期間は半日10日間を予定している。(実習時に詳細説明)
3.準備学習
臨床栄養学臨地実習Ⅰ・Ⅱと同様であるが、体調管理に十分配慮する。社会人としてマナ、謙虚な気持ちで積極的に臨む
3.教科書
「臨地実習ノート」(本学作成)
4.参考書
臨床栄養系教科書、ノート、配布資料すべて
5.成績評価方法
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
臨床現場での管理栄養士の栄養管理および栄養指導の実践を体得できるよう、指導管理栄養士とともに学生にあたる。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
卒後、医療分野を目指す学生を対象としています。必修単位ではありませんので、高度な実践(臨床栄養管理)を目指しています。よって履修する学生については、これまでの臨床栄養学関連科目の成績を鑑み、選抜を行います。定員は若干名です。履修する学生は、学習内容を十分理解し、実習に臨んでください。基本的に臨床栄養学臨地実習からの延長を考えています。
また、医療現場では栄養管理を行う際、医師や看護師への相談や確認が必要となりますので、必ず指導管理栄養士または教員に相談をして下さい。短い期間での実習では計画的な栄養管理の展開が必要です。十分な事前学習をし、早い時期から意図的なアセスメントが必要となります。