道徳教育・特別活動論

1.科目のねらい・目標

道徳教育の理論や歴史的背景並びに学習指導要領を基盤として、今日の学校教育における道徳教育のあり方や学習指導方法・評価方法等について考察を深める。
また、学習指導要領を基に、特別活動の基本的な性格や内容、指導計画、指導法など、教員として必要な事柄について検討する。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

授業の概要
　今日の学校教育における道徳教育のあり方や学習指導方法・評価方法等について学習する。
　また、特別活動の基本的な性格や内容、指導計画、指導法など、教員として必要な事柄について学習する。

授業計画（１～４回：浅田、５～８回：石橋）
第１回：道徳教育の原理と歴史
第２回：現行学習指導要領と道徳教育
第３回：道徳性の発達と指導の重点
第４回：道徳授業(指導)の実際(伝統的アプローチ、モラルジレンマ授業、価値明確化授業)と評価
第５回：教育課程における特別活動の位置づけ、目標、基本的性格、教育的意義
第６回：学級活動の特質及び活動内容・指導法、児童会生徒会活動の特質及び活動内容・指導法、学校行事の特質及び活動内容・指導法、クラブ活動の実際・指導法
第７回：特別活動における配慮事項
第８回：特別活動の評価

3.教科書

文部科学省：小学校学習指導要領 特別活動、東洋館出版社、2016年、ISBN 9784491031903

4.参考書

授業中に適宜紹介します(科目担当教員の論文など)。

5.成績評価方法

筆記試験の結果（80％）、提出課題（10％）、授業への参加度(10％)により評価します。

6.授業の工夫している点（授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等）

概ね分かりやすいという評価でしたが、質問への対応や自己学習の推進への配慮を含み、今後もさらに授業の質を高めるよう、工夫・改善を続けたいと思います。教材研究について一層進め、教育の質向上を支えていきます。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

グループワークを適宜取り入れるなどし、アクティブな学習の支援・双方向的な講義の運営を心がけます。