公衆栄養学臨地実習
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・基幹科目 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
科目名 | 公衆栄養学臨地実習 | |||||
授業形態 | 実習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 3年 | 学期 | 通年 | 合計コマ数 | 23コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 三好 美紀 | 学内連絡教員 | 三好 美紀 | |||
科目担当者 | 三好 美紀、小山 達也 | |||||
身につける力 | 統合的実践力 | |||||
学習キーワード | 地域健康課題の理解、多職種協働力、キャリア形成 |
1.科目のねらい・目標
保健所または保健センターなどにおいて、地域におけるQOLの向上や健康状態の改善を考えた公衆栄養活動や栄養改善事業を理解し、管理栄養士の役割および業務について実習する。また、栄養・食生活情報を収集・分析し、総合的な評価・判定について学ぶ。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
下記の事項について、青森県内及び近隣県外の保健所等において、講義、見学、演習などを通じて学ばせていただく。 県内では主に6月の実習期間、県外では主に8~9月に実習が行われる。
1)地域における健康・栄養問題の現状
2)衛生行政組織と業務の概要
3)管理栄養士業務の概要、栄養関連法令(法的根拠)
4)地域保健における栄養・食生活支援体制の整備
(1) 地域における実態把握、分析
(2) 施策化
(3) 政策評価
(4) 専門的な栄養指導、食生活支援
(5) 住民に対する健康教育、栄養相談
(6) 健康なまちづくりと地区組織等の育成
(7) 健康危機管理体制の整備と災害時への対応
(8) 関係機関および団体との連携
(9) 食環境整備(食に関する情報の整備、外食・調理済み加工食品等の栄養成分表示の推進等)
5)特定給食施設への栄養管理指導
6)市町村に対する栄養改善事業支援と連絡調整
以上、23コマで執り行う。
2.方法
実習前(6月)には学内で事前指導を行い、実習中は各施設のプログラムに沿って実習する。
また、学内で事後報告会(10月予定)を行う。
3.準備学習
公衆栄養学、地域栄養活動論および公衆栄養学実習の内容を復習し、実習中には毎日学んだ事項について復習し、翌日の実習の課題設定を行う。
3.教科書
「公衆栄養学臨地実習ノート」(本学で作成)
4.参考書
公衆栄養学・地域栄養活動論および公衆栄養学実習で使用した教科書・実習ノートおよび資料等
5.成績評価方法
実習先の評価(60%)、実習ノート(20%)、実習報告会準備・発表(20%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
実習を受け入れていただく施設の割り振りは、希望通りにならないこともあります。公衆栄養学等の学内で学んだことをベースにして、事前準備をしっかりと行って下さい。。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
公衆栄養学・地域栄養活動論単位取得、並びに公衆栄養学実習単位取得見込み(口頭試問の合格を含む)が、実習受講の条件となります。実習にあたっては、学習させていただく姿勢を常に持ち、青森県立保健大学栄養学科生としての自覚をもって、積極的な態度で臨んでください。