臨床栄養学演習
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 臨床栄養学演習 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 30時間 必修 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 清水 亮 | 学内連絡教員 | 清水 亮 | |||
科目担当者 | 清水 亮 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、主体的学習力 |
1.科目のねらい・目標
臨床栄養学は、医療現場における実践的な栄養学であり、病態を正常化する最適で効率的な栄養療法を探求する学問である。本演習では、提示された模擬症例に対して、栄養アセスメントを実施し、栄養改善の到達点を設定、栄養ケアプランを立案する。この過程の中で、傷病者への栄養管理の一連の流れについて習得するとともに、各種疾患における特徴的な栄養管理に関する理解を深めることをねらいとしている。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 代謝・内分泌系疾患症例(メタボリック症候群、肥満症、糖尿病、脂質異常症 等)
第2回 代謝・内分泌系疾患症例(メタボリック症候群、肥満症、糖尿病、脂質異常症 等)
第3回 代謝・内分泌系疾患症例(メタボリック症候群、肥満症、糖尿病、脂質異常症 等)
第4回 代謝・内分泌系疾患症例(メタボリック症候群、肥満症、糖尿病、脂質異常症 等)
第5回 消化器系疾患症例(胃腸疾患、胆肝膵疾患)
第6回 消化器系疾患症例(胃腸疾患、胆肝膵疾患)
第7回 消化器系疾患症例(胃腸疾患、胆肝膵疾患)
第8回 消化器癌症例(胃摘出術の周術管理)
第9回 循環器系疾患症例(本態性高血圧、心疾患 等)
第10回 腎・尿路系疾患症例(慢性腎臓病、透析 等)
第11回 腎・尿路系疾患症例(慢性腎臓病、透析 等)
第12回 血液・造血系疾患症例(貧血 等)、筋・骨格筋系疾患症例(骨粗鬆症 等)
第13回 先天性代謝異常症例(フェニルケトン尿症 等)
第14回 摂食障害症例(嚥下障害 等)
第15回 低栄養症例(褥瘡 等)
2.方法
各疾患の模擬症例プリントを配する。その症例に対する栄養アセスメントならびに栄養ケアについて考える。
3.準備学習
授業計画を参考に、次の授業に関連する項目について教科書を読み、わからないことは調べておく。『科目のねらい・目標』を意識し、模擬症例について復習する。
3.教科書
渡邊早苗他編著:三訂臨床栄養管理-建帛社,2015 ISBN:978-4-7679-0558-7(臨床栄養学総論でも使用)
玉川和子他:臨床調理 第7版 日本食品標準成分表2015(七訂)準拠,医歯薬出版,2016 ISBN978-4-263-70652-7(臨床栄養学各論Ⅱでも使用)
日本糖尿病学会編:糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版,文光堂,2013 ISBN978-4-8306-6046-7(臨床栄養学各論Ⅱでも使用)
黒川清監修:腎臓病食品交換表 第9版 治療食の基準,医歯薬出版,2016 ISBN978-4-263-70674-9(臨床栄養学各論Ⅱでも使用)
4.参考書
鈴木 純子ほか:臨床栄養学―栄養診断から栄養管理計画作成までの手順、同文書院、2014年、ISBN13:978-4810314229.
5.成績評価方法
試験(60%)、授業への参加度(30%)、提出課題(10%)で評価
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
授業課題を解く時間を充分に設けるよう配慮し、ていねいな解説に心掛けます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
臨床栄養学総論、各論Ⅰ・Ⅱで学んだ各種疾患の特性や栄養管理に関する知識を用いるだけでなく、症例の背景(職業や家族構成、年齢など)を考慮に入れてシミュレーションすると、より現実的な栄養管理法について修得できると思います。栄養管理をする対象は、“人(尊ぶべき個人)”であることを念頭に入れて演習してください。