栄養疫学
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 栄養疫学 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 他学科選択可 | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 吉池 信男 | 学内連絡教員 | 吉池 信男 | |||
科目担当者 | 吉池 信男 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、クリティカル・シンキング |
1.科目のねらい・目標
食生活と健康との関係について、科学的根拠を築き、また蓄積された知見を正しく実践に活用するためには、習慣的な食事からの「栄養学的曝露情報」と、その結果引き起こされる健康事象を高い精度で測定し、さらに両者の関係を正しく解釈することが必要である。本科目では、疫学の基礎ととともに、特に「栄養学的曝露」を取り扱う「栄養疫学」について、学びを深めていく。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
第1回 疫学とは何か。曝露と疾病の関係を探る。
第2回 栄養学的曝露情報としての食事調査データの取り扱い方
第3回 交絡、バイアス、因果関係
第4回 集団における食事調査データの解釈(グループワーク)
第5回 集団における食事調査データの解釈(グループワーク)
第6回 栄養疫学に必要な統計手法
第7回 まとめ(試験と振り返り)
第8回 「食事摂取基準」の科学的根拠と栄養疫学
(グループワーク、英語論文抄読とディスカッション)
講義で学んだことを、グループワークで確認し、理解を深めていきます。また、「食事摂取基準論」で学んだ内容とつなげてより統合的な理解を目指すので、両科目を合わせて予習・復習してください。
3.教科書
・伊達ちぐさ、徳留裕子、吉池信男編:食事調査マニュアル改定第3版. 南山堂 2016 (2,800円+税)
(栄養アセスメント論においても使用)
4.参考書
5.成績評価方法
まとめ試験60点、グループ課題20点、グループワークへの主体的・積極的な取組状況20点とします。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
統計的な事項は苦手の人も多いのですが、卒業研究や管理栄養士としての実務上も重要となります。特に、栄養アセスメントの根幹をなす食事調査データを疫学的な観点からどのように分析するか学んでいきましょう。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
グループワークを多く行いますので、他学科で選択を希望する場合には、すべての授業に出席可能であることが必須です。