栄養教育論Ⅰ
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 栄養教育論Ⅰ | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 2単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 鹿内 彩子 | 学内連絡教員 | 鹿内 彩子 | |||
科目担当者 | 鹿内 彩子 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 主体的学習力、専門的知識、専門的技術 |
1.科目のねらい・目標
健康増進や疾病予防・治療のために必要な基礎的知識と方法を理解することを目的とする。栄養教育を行う対象となる人々の健康状態や栄養状態を把握し、栄養マネジメントをするための方法を習得する。また、問題解決にむかって食行動の変容を図るための技法を学び、食生活改善のサポートができる資質と能力を養う。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 栄養教育の概要(1):定義、目的、目標
第2回 栄養教育の概要(2):対象、栄養指導・栄養教育の歴史、栄養教育の場、法律
第3回 行動科学と教育(1):定義と目的、とらえ方、人の行動の成り立ちとしくみ、
代表的な基礎理論、行動療法
第4回 行動科学と教育(2):行動療法における問題解決のしかた、行動技法
第5回 行動科学と教育(3):面接・記録、コミュニケーション、心理社会的要因
第6回 食行動変容と栄養教育(1):栄養教育と行動科学、食行動の特性、アセスメント、条件
第7回 食行動変容と栄養教育(2):食習慣、セルフケア促進のための方法
第8回 栄養教育マネジメント:特性、対象、マネジメントサイクル
第9回 栄養教育のためのアセスメント(1):意義と目的、種類と方法、情報収集の方法
第10回 栄養教育計画(1):プログラム、アセスメント結果と栄養教育、目標設定
第11回 栄養教育計画(2):知識・理解・態度・実践、カリキュラムの立案
第12回 栄養教育の方法(1):方法の選択、学習形態と方法・組み合わせ
第13回 栄養教育の方法(2):教材、演習
第14回 栄養教育の方法(3):カリキュラムの立案・演習
第15回 まとめ
2.方法
教科書を中心としながらも講義だけでなく、適宜、グループ活動なども取り入れ授業に積極的に参加し、理解を深められるように工夫していく。また、3回ごとに(全5回)小テストを行うことで、復習の機会を作り、知識の定着を図っていく。
3.準備学習
事前学習として読んでくることが望ましい教科書のページを指示するほか、3回ごとに小テストを行うので、授業の予、復習を計画的かつ自主的に行うことで準備学習とする。
3.教科書
中村丁次・外山健二・笠原賀子 編著,:管理栄養士講座 栄養教育論,建帛社,2016, ISBN:978-4-7679-0561-7
4.参考書
食事調査マニュアル,日本栄養改善学会監修:食事調査マニュアル 改訂3版,南山堂,2016
ISBN-13: 978-4525633332
5.成績評価方法
グループワーク等での授業への参加度(10%)、レポート(10%)、小テスト(20%)、期末試験(60%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
自主的学習が深まるよう、資料等の準備をしたいと思います。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
グループワーク、ディスカッションなど参加型の学習法も取り入れながら、実際の栄養教育の場に展開できることをめざします。