食品学実験Ⅱ
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・専門支持科目 | |||||
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科目名 | 食品学実験Ⅱ | |||||
授業形態 | 実験 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 24コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 乗鞍 敏夫 | 学内連絡教員 | 乗鞍 敏夫 | |||
科目担当者 | 乗鞍 敏夫 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、主体的学習力 |
1.科目のねらい・目標
日本人が常用する食品中の標準的な栄養素量を示した「日本食品標準成分表(食品成分表)」は、栄養学の基盤となるデータべースです。本授業では、食品成分表に収載されている栄養素含量(水分、たんぱく質、粗脂肪、ミネラル、ビタミン等)をグループ(班)で定量実験します。この授業では化学分析の知識や技術の習得だけでなく、食品成分表や誤差要因(偶然誤差、系統誤差)への理解を深めていきます。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回(4コマ)
・ 脱脂粉乳と南部せんべいの水分量を常圧加熱乾燥法で測定する。
・ 電子天秤の使用方法を実習する。
・ ガラス器具(メスフラスコ、メスシリンダ、メスピペット等)の使用方法を実習する。
第2回(4コマ)
・ 脱脂粉乳のたんぱく質含量をケルダール法で測定する。
・ マイクロピペットの使用方法を実習する。
第3回(4コマ)
・ きな粉の粗脂肪をソックスレー抽出法で測定する。
・ 分光光度計の使用方法を実習する。
第4回(4コマ)
・ ごま油とえごま油のヨウ素価を測定する。
・ ごま油とえごま油の脂肪酸組成分析をする。
・ ひじきの鉄測定の前処理(乾式分解)を行う。
第5回(4コマ)
・ ひじきの鉄分をフェナントロリン吸光光度法で測定する。
第6回(4コマ)
・ キウイフルーツのビタミンCをヒドラジン比色法で測定する。
2.方法
全員が実験に参加できるように、班(5~6名/班)ごとに1つの実験を行います。実験結果をすべての班で共有することで、実験の誤差についての理解を深めます。
3.準備学習
ガイダンス時に実験テキストを配布するので、実験の流れがイメージできるように予習しておくこと。
3.教科書
配布資料を用います。
4.参考書
5.成績評価方法
リポート(60%)、授業への参加度(40%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
実験の授業では、反省点やデータ解析が班ごとに異なるため、班ごとに指導内容が異なる場合があります。しかし、すべての班で実験結果等の情報が共有できるように、工夫して授業をするように心がけます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
1) 主体的に行動するためには、予習が重要となります。
2) 授業時間内に終了しない場合もあるので、授業日の予定には留意してください。
3) グループでのディスカッションを促し、講義科目で学んだ知識を定着できる授業とします。