食品学総論
科目・科目群 | 栄養学科専門科目・専門支持科目 | |||||
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科目名 | 食品学総論 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 2単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 飯島 美夏 | 学内連絡教員 | 飯島 美夏 | |||
科目担当者 | 飯島 美夏 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 主体的学習力、専門的技術、問題解決力 |
1.科目のねらい・目標
私たちが入手できる食品の種類や量が非常に豊かになりましたが、栄養学を理解し、健康な食生活を送るためには、これら食品に関 する正確な知識を持つことが大切である。食品学は、食品成分と栄養・健康との関わり、食品成分と色、味、香り、物性、品質等との関わり、調理、加工、保存中に起こる食品成分の化学変化、栄養性変化等、食品の本質を研究し体系づける学問である。
食品学総論は、今後、栄養と食品について科学的に学び理解していく上での基礎となる。そのため、食品の成分の構造と性質を中心に理解し、食品成分の変化とその利用、食生活との関わりを学び、さらに食物連鎖、食生活と健康、嗜好性、食糧と環境問題につ いて理解を深める。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容 (各回1コマ)
1 食と生活、食品成分表
2 食品の成分 水分
3 食品の成分 炭水化物 (糖質)
4 食品の成分 タンパク質
5 食品の成分 脂質
6 食品の成分 ビタミン
7 食品の成分 無機質 (ミネラル)
8 嗜好成分
9 有害成分
10 食品成分間反応 酸化と劣化とその制御
11 食品成分間反応 食品成分の変化
12 食品成分間反応 成分間反応から生成する有害成分
13 食品の物性
14 食品の官能検査
15 食品の表示と制度
2.方法
基本的に教科書に準じて講義する。適宜、参考書や最新の情報を取り入れ、管理栄養士として必要な知識を教授する。
3.準備学習
次回の講義該当ページの教科書を予め読んでくること。さらに、既習内容を復習し、確実に身につけておくことも重要である。
3.教科書
久保田紀久枝・森光康次郎 編 : 食品学—食品成分と機能性— 東京化学同人 2016 ISBN978-4-8079-1665-8
日本標準食品標準成分表 女子栄養大学出版部 ISBN978-4-7895-1017-2
4.参考書
川上美智子・高野克己 編著 : 食品の科学総論 食べ物と健康 理工図書 2017 ISBN 978-8446-0774-8 等、必要に応じて紹介する
5.成績評価方法
筆記試験で評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
基本的に教科書に準じて講義し、適宜配布資料を用いる。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
食品学を学ぶ上で、化学、生物の基礎知識が重要です。
日頃から食品のラベルを見る習慣をつけて下さい。食品成分表は他の授業でも使用します。