ソーシャルワーク実習指導

科目・科目群 健康科学部 社会福祉学科
科目名 ソーシャルワーク実習指導
授業形態 実習 単位数 2単位 選択・必修 選択  
配当年次 3年 学期 通年 合計コマ数 45コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 杉山克己 学内連絡教員 杉山克己
科目担当者 工藤英明、児玉寛子、齋藤史彦、杉山克己、種市寛子、西村愛、村田隆史、宮本雅央、葛西孝幸
身につける力
学習キーワード

1.科目のねらい・目標

 本科目はソーシャルワーク実習とセットの科目であり、また、社会福祉士国家試験受験資格を得るためには必須である。それ故,事実上,社会福祉士国家試験受験資格を得ることを前提として指導していく。
 指導内容はソーシャルワーク実習および適宜ソーシャルワーク演習IIIと関連させながら、個別的・集団的・全体的指導を行う。
1.ソーシャルワーク実習の意義について理解させる。
2.ソーシャルワーク実習を通じて、大学において学んだ知識、技術を具体的かつ実際的に理解できるよう指導する。
3.専門職として求められている資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合対応能力をソーシャルワーク実習において習得できるように指導する。
4.これまでの学習を踏まえ、個別の実習先・実習分野における個別的な課題、事例への対応力が身につくよう指導する。
5.グループ学習等を通じて、個別の実習先・実習分野を超えた、通底的・基本的ソーシャルワークについて理解が深まるよう指導する。
6.実習先施設・機関と地域との関連が理解できるようにする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.授業計画・内容
1)実習オリエンテーション、実習と実習指導における個別指導と集団指導の意義(全体)
2)ソーシャルワーク実習の実習先施設・機関・団体についての説明、これまでの基礎実習I、IIとソーシャルワーク実習の関係について(グループ担当教員)
3)~4)実習先の施設・事業者・機関・団体等に関する基本的な理解。業務や組織・法的根拠、および実習先で行われている介護や保育等関連業務に関する基本的理解等(グループ担当教員)
5)~6)実習日誌の書き方、実習におけるプライバシー保護と守秘義務の実際など(全体・グループ担当教員)
7)ソーシャルワーク実習の意義と目的(全体)
8)~9)実習プログラムや実習課題の達成についての検討、実習先で必要とされるソーシャルワーク技術や理論に関する理解(グループ担当教員)
10)~16)ソーシャルワーク実習の計画書の作成(グループ担当教員)
17)~19)臨地教授による講話(1)~(3)(全体)
20)事前訪問・見学等を踏まえての実習計画の見直し(全体・グループ担当教員)
21)実習生および社会人としてのマナー、礼状送付等の確認、実習の巡回指導の意義・意味・行うこと等について(グループ担当教員)
--------------------------この間にソーシャルワーク実習が入る------------------
22)実習での気づきと反省点(グループ担当教員)
23)~25)実習体験の共有化(1)(グループでの討議や発表)(グループ担当教員)
26)ソーシャルワーク実習を振り返って援助技術が生かせたか、社会人としてどうだったか、実習を通じての学びの水準や達成度の確認(全体)
27)~32)ソーシャルワーク実習報告会の準備と指導(グループ担当教員)
33)~38)各種別ソーシャルワーク実習報告会(全体)
39)返却後の実習記録等による実習担当教員による実習生への指導(全体)
40)~44)返却後の実習記録等による実習担当教員による実習生への指導、各自の課題整理と実習報告書および実習リポート(限定リポート)について(グループ担当教員)
45)実習学習の全体振返り・総括(グループ担当教員)
2.方法
 ソーシャルワーク実習そのものおよびソーシャルワーク演習IIIと連動させながら、個別指導、グループワーク等を伴うグループ指導、集団指導を組み合わせて実施する。
 また、それぞれの実習先指導者と担当教員の連携を背景とした各人の実習内容に即した指導も行う。
 なお、上記以外に、後期開始直後にソーシャルワーク実習意見交換会を実施する。
3.準備学習
 利用者・住民等が実際に利用する、社会福祉施設・機関で180時間(4~5週間)以上の実習を行うので、その準備として、具体的に当該施設・機関・利用者・地域住民そして地域の事を学んでおく必要がある。1,2年生で実施した基礎実習を思い出しながら、更に、基本的な関連講義科目や演習を振り返っておくこと。

3.教科書

特にない

4.参考書

参考図書・文献は適宜、紹介、指示する。

5.成績評価方法

事前事中事後学習への取組状況(主体的・積極的であったか等,およびその間の成長程度)(4割),実習指導者の評価(1割),実習報告会の内容(1割),実習報告書(2割),実習限定リポート(2割)をもとに担当教員間で協議して評価を行う。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

学生の問題意識や自己覚知を確認しながら,教員間・実習指導者の連携のもとに進行する。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

実践者としてのソーシャルワーカー養成を目指している。これまでの学習のすべてが問われていることを自覚すること。同様に,基本的な学習態度・学習姿勢・社会人基礎力等も問われていることを自覚すること。実習準備性が整わなければ,当然実習は出来ないことを理解すること。
なお,「実習のてびき」は常時持参すること。

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