精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ

科目・科目群 健康科学部社会福祉学科
科目名 精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ
授業形態 講義 単位数 4単位・60時間 選択・必修 選択  
配当年次 3年 通年 学期 通年 合計コマ数 30コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 大山博史 学内連絡教員 山田伸
科目担当者 大山博史 坂下智恵 石田賢哉 山田伸 
身につける力 該当なし
学習キーワード 該当なし

1.科目のねらい・目標

 精神障害者のためのリハビリテーションについて、その基礎と臨床を学ぶ。まず、関連する精神医学の知識を整理しながら、精神科リハビリテーションの概念と構成について説明する。次いで、関連する精神医学や障害学の基本的知識を応用しながら、精神科リハビリテーションのプロセス、臨床的技法、および、連携の進め方について学ぶ。
 精神障害者に対する個別援助、集団援助の過程と用いられる援助技術を学び、障害特性を踏まえた地域におけるリハビリテーション、ケアマネジメント、ソーシャルワークを理解することにより、保健・医療・福祉の包括的な支援の意義を考察する。
 本講では、精神保健福祉領域で業務を行う専門家に必要とされる精神科リハビリテーションの基礎的、臨床的知識を身に付けることを目的とする。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.精神科リハビリテーションの概念と対象
2.精神科リハビリテーションの意義と基本原則
3.わが国および諸外国の精神科リハビリテーションの現状
4.精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割
5.精神科リハビリテーションにかかわる専門職との連携
6.精神科リハビリテーションサービスの実施機関・施設と関連事業
7.相談援助の展開①~受理面接(インテーク)
8.相談援助の展開②~課題分析(アセスメント)
9.相談援助の展開③~支援計画(プランニング)
10.相談援助の展開④~支援実施(インターベンション)、経過観察(モニタリング)
11.相談援助の展開⑤~事後評価、終結
12.集団援助技術(グループワーク)①~展開過程の理解~
13.集団援助技術(グループワーク)②~展開過程の理解~
14.疾病、障害に配慮したグループ支援
15.グループワークを活用した支援の実際
16.精神科リハビリテーションのプロセスと技術①~リハビリテーション計画
17.精神科リハビリテーションのプロセスと技術②~アプローチの方法
18.精神科リハビリテーションのプロセスと技術③~リハビリテーション技法
19.精神科病院におけるリハビリテーション
20.疾病の経過、ライフサイクルと精神科リハビリテーション
21.精神科リハビリテーションにおける支援技法①~作業療法、集団精神療法
22.精神科リハビリテーションにおける支援技法②~認知行動療法、心理教育
23.精神科デイケア
24.居住支援の実際
25.就労支援施策
26.就労支援の実際
27.地域を基盤にしたリハビリテーション①~ケアマネジメント、アウトリーチ
28.地域を基盤にしたリハビリテーション②~ピアサポート、ボランティア育成
29.地域を対象とした支援
30.災害時における精神保健福祉士の役割

3.教科書

精神保健福祉士養成セミナー編集委員会編:精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ.へるす出版,2017(ISBN 978-4-89269-908-5) 

4.参考書

現代臨床精神医学 改訂第11版.大熊輝雄.金原出版株式会社.2008.ISBN 978-4-307-15061-3

5.成績評価方法

筆記試験

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

事例を豊富に交えて説明する。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

ページの先頭へ

ホームへ戻る