高齢者福祉論
科目・科目群 | 健康科学部社会福祉学科 | |||||
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科目名 | 高齢者福祉論 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 4単位 60時間 必修 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年通年 | 学期 | 通年 | 合計コマ数 | 30コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 児玉 寛子 |
学内連絡教員 | ||||
科目担当者 | 児玉 寛子 | |||||
身につける力 | ||||||
学習キーワード |
1.科目のねらい・目標
1.高齢者福祉の理念や目的を理解する。
2.高齢者の身体的・精神的・社会的な特性や現代を生きる高齢者の生活諸相について理解する。
3.高齢者福祉の関係法規を学ぶ。特に介護保険法については制度の基本的枠組みの他、具体的なサービス体系を学ぶ。
4.高齢者福祉および介護保険分野における専門職の役割や業務内容について学ぶ。
5.高齢者福祉をめぐる保健・医療・福祉の連携のあり方について理解を深める。
6.高齢者を対象としたソーシャルワークにおける多様な支援方法を理解する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.オリエンテーション 高齢社会とは
2.現代の高齢者を取り巻く生活諸相:健康問題、介護問題、家族形態の変化
3.現代の高齢者を取り巻く生活諸相:経済状況、就労、社会参加
3.高齢者の身体的・精神的特性
4.高齢者の社会的・総合的特性
5.わが国における高齢者福祉の歴史的変遷
6.高齢者福祉の関係法規:老人福祉法の目的と理念、法の概要
7.高齢者福祉の関係法規:介護保険法の全体像、制度創設の背景、目的と理念
8.介護保険制度の制度改正の経過
9.介護保険財政の仕組み、および保険者と被保険者
10.要介護認定の仕組みと認定プロセス
11.保険給付の種類と介護報酬設定の仕組み
12.介護サービスの体系と種類、内容
13.地域支援事業の対象と事業内容
14.地域包括支援センターの機能と役割
15.介護保険事業計画、および介護サービスの質を担保するための仕組み
16.介護保険サービスにおける専門職の役割
17.高齢者福祉の関係法規:高齢者対策基本法・高齢者医療確保法
18.高齢者福祉の関係法規:高齢者虐待防止法
19.高齢者福祉の関係法規:高齢者住まい法・バリアフリー新法・成年後見制度 ほか
20.認知症を引き起こす疾患とその特徴
21.認知症の諸症状、および認知症の診断・治療方法
22.認知症ケアの留意点および家族支援の方法
23.認知症高齢者への支援の実際(事例研究)
24.認知症施策の現状と課題
25.終末期ケアの基本的な考え方
26.終末期ケアの実際
27.高齢者を支援するための相談援助方法(事例研究)
28.介護保険制度とケアマネジメント(事例研究)
29.多職種連携による高齢者への支援方法(事例研究)
30.これからの高齢者福祉の課題
3.教科書
社会福祉士養成講座編集委員会 編:『新・社会福祉士養成講座13 高齢者に対する支援と介護保険制度 第5版』、中央法規出版、2016、ISBN978-4-8058-5301-6
4.参考書
適宜指示する。
5.成績評価方法
前期の小テスト(30%)、後期の定期試験(40%)、レポート課題(20%)、グループ討議への参加態度(10%)により評価する。再試験は実施しない。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
毎回、授業終了後に質問や感想を受け付け、学生の理解度を確認しながら授業を進めます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
今日の高齢者支援に関連する社会の動きにも関心を向けてみてください。