母性心理社会学
科目・科目群 | 看護学科専門科目・展開科目 | |||||
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科目名 | 母性心理社会学 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択(助産学コース必修) | |
配当年次 | 4年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし(助産学コース必修) | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 佐藤 喜根子(大村 倫子) | 学内連絡教員 | 大村 倫子 | |||
科目担当者 | 佐藤 喜根子、平岡 友良 | |||||
身につける力 | 該当なし | |||||
学習キーワード | 該当なし |
1.科目のねらい・目標
母性の基本的心理社会的特徴の理解をもとに、助産師として母子のメンタルヘルスをアセスメントし、アセスメントに基づいてメンタルヘルスケアを実践できることを目標とする。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
〔佐藤 教授 非常勤講師(東北大学 医学部保健学科教授)〕
1.女性のライフサイクル各期における心理・社会的状況と課題
2.新しい家族を迎える家族の心理
3.周産期女性のストレスと派生する問題
4.事例を通して愛着障害・死別反応を学ぶ
5.事例を通して産後うつ病対策を考える
6.周産期女性への心理的ケア(災害等も含める)
〔平岡 非常勤講師 あおもり協立病院 副院長〕
7.周産期に起こりやすい精神疾患の社会・文化・心理的要因について講義する
精神疾患と社会・心理的発生要因
産後うつ病と母子関係障害
喪失体験に関連した心理学的影響
妊娠と物質乱用障害
精神科母子ユニット
8.まとめ
3.教科書
新道幸惠、和田サヨ子:「母子の心理社会的側面と看護ケア」、医学書院、1990.ISBN978-4-260-34873-7
村瀬聡美、我部山キヨ子編:「助産学講座4 基礎助産学[4]母子の心理・社会学、第5版」、医学書院、2016.ISBN978-4-260-02186-9
4.参考書
ルヴァ・ルービン:「母性論、医学書院、2007. ISBN 978-4-260-34899-7
クラウス, ケネル, クラウス:「親と子のきずなはどうつくられるか」、医学書院、2008. ISBN 978-4-260-33150-0
ボウルヴィ:「母と子のアタッチメント」、医歯薬出版、2007. ISBN 4-263-23143-0
山中美智子:「赤ちゃんを亡くした女性への看護」、メディカ出版、2009. ISBN 978-4-8404-2978-8
青森県立保健大学 地域連携・国際センター:「あなたとともに―胎児・新生児のお子さんを亡くされたご家族へ― 生活と健康シリーズ」No. 17、2012.
シ゛ェラート゛・イーカ゛ン:「カウンセリングテキスト」、創元社、1998. ISBN 4-422-11206-6
ドナC.アギュララ:「危機介入の理論と実際」、川島書店、1997. ISBN 4-7610-0603-X
加藤進昌編:「看護のための最新医学講座12巻」中山書店、2006. ISBN 4-521-62521-5
5.成績評価方法
筆記試験(90%)、授業への取り組み方・出席状況(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
事例検討を取り入れます。質問は授業中いつでも受けます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
助産学コース学生は必修です。