発達援助実習Ⅰ(老年看護)

科目・科目群 看護学科専門科目・基幹科目
科目名 発達援助実習Ⅰ(老年看護)
授業形態 実習 単位数 2単位 選択・必修 選択  
配当年次 3年次 学期 前期 合計コマ数 45コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 長内 志津子 学内連絡教員 長内 志津子
科目担当者 長内 志津子、福岡 裕美子、木村 ゆかり
身につける力 該当なし
学習キーワード 該当なし

1.科目のねらい・目標

<ねらい>
 高齢者の特徴(身体的、心理・精神的、社会的)を理解した上で、健康レベルに応じた疾病の回復を促すとともに、その人らしい生活を送るための看護援助ができる。
<目標>
1.高齢者の加齢に伴う変化と健康障害が理解できる。
2.入院という環境の「変化が高齢者に及ぼす影響を理解し、高齢者にとって望ましい入院環境を整えることができる。
3.高齢者の健康障害に応じた援助および、健康の維持・増進、疾病を予防するための援助ができる。
4.QOLを維持し、その人らしい日常生活を送れるよう援助できる。
5.高齢者と家族を取り巻く保健医療福祉システムの現状を知り、関係者との協働・連絡ができる。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1.実習内容
・原則として,老年期にある患者1名を受け持ち,教員・実習指導者の指導のもとに,看護過程を展開する。
・実習初日にシミュレーションを行い、対象の特性を踏まえた観察点や援助のポイント、コミュニケーション方法を学習する。
・実習の経過に応じて、学生・教員・実習指導者とカンファレンスを行う。
・別途実習要項を提示し,それをもとに学習課題を明確にし,実習を進める。
2.実習期間
第1クール:平成30年6月4日~6月15日
第2クール:平成30年6月18日~6月29日
第3クール:平成30年7月2日~7月13日
3.実習施設
・あおもり保健生活協同組合 あおもり協立病院
・社会福祉法人敬仁会 青森敬仁会病院
4.準備学習
①高齢者に関わる社会福祉制度
②高齢者に多くみられる疾患・症候と看護
③高齢者の機能評価項目
④高齢者への看護技術
⑤受持ち対象者の援助に必要と考える事柄

3.教科書

1)北川公子他:「系統看護学講座専門分野Ⅱ 老年看護学 第8版」,医学書院,2015.ISBN 978-4-260-01815-9
2)山田律子編集:「生活機能からみた老年看護過程 第3版」,医学書院,2016.ISBN 978-4-260-02836-3
3)亀井智子編集:「根拠と事故防止からみた老年看護技術 第2版」,医学書院,2016.ISBN 978-4-260-02498-3
1)~3)は2年次「老年看護援助論Ⅰ・Ⅱ」にて購入済み。

4.参考書

 適宜、紹介する。

5.成績評価方法

実習目標:70%、参加状況:20%、レポート:10%

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

 シミュレーションを取り入れ、援助技術の振り返りを行っています。看護過程展開では老年看護援助論の資料も活用し,受け持ち対象者の身体的,心理・精神的,社会的特徴を理解できるようにしています。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

 効果的に学習するため、準備学習を十分行って実習に臨んでください。また,受け持ち対象者以外の高齢者とも積極的にコミュニケーションを図り,学びを深めてほしいです。実習が連続するので、計画的な学習・健康管理に留意してください。

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