成人看護援助論Ⅳ
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 成人看護援助論Ⅳ | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 14コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 鳴井 ひろみ | 学内連絡教員 | 鳴井 ひろみ | |||
科目担当者 | 鳴井 ひろみ、本間 ともみ、外崎 裕梨 | |||||
身につける力 | 該当なし | |||||
学習キーワード | 該当なし |
1.科目のねらい・目標
成人期に発生しやすい症状の特徴を踏まえ、がんの治療を体験している患者への援助方法と看護職の役割を理解する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第 1回 がんの動向とがん対策、がんおよびがん患者の理解
第 2回 がん患者への基本的アプローチ
第 3回 がん医療における倫理的課題
第 4回 がん診断期にある患者と看護
第 5回 がん治療期にある患者と看護①(化学療法を受ける患者の看護)
第 6回 がん治療期にある患者と看護②(化学療法を受ける患者の看護)
第 7回 がん治療期にある患者と看護③(化学療法を受ける患者の看護・放射線療法を受ける患者の看護)
第 8回 がん治療期にある患者と看護④(放射線療法を受ける患者の看護)
第 9回 がん治療期にある患者と看護⑤(免疫力の低下した患者の看護)
第10回 がん治療期にある患者と看護⑥(免疫力の低下した患者の看護・看護過程の展開)
第11回 がん終末期にある患者と看護①(身体的苦痛と援助)
第12回 がん終末期にある患者と看護②(身体的苦痛と援助)
第13回 がん終末期にある患者と看護③(精神的・霊的・社会的苦痛と援助)
第14回 がん終末期にある患者と看護④(精神的・霊的・社会的苦痛と援助)
2.方法
がんの治療を体験している成人の心身への影響および生活に及ぼす影響についてのアセスメントと看護について、資料と教科書、視覚教材を用いて講義を行う。2年前期経過別看護援助論の学習内容を発展させ、患者の全人的苦痛を緩和するための看護援助の実践を学ぶ。
3.準備学習
既習の成人疾病治療論および経過別看護援助論を復習しておく。また、授業計画の各回に関連する内容について、教科書の該当部分を読み、予習して臨む。
3.教科書
氏家幸子監修:「成人看護学E がん患者の看護」、廣川書店、2011.ISBN4-567-58552-6
氏家幸子監修:「成人看護学F 終末期にある患者の看護」、廣川書店、2011.ISBN978-4-567-58562-3(2年前期購入済み)
4.参考書
小松浩子編集:「成人看護学1 成人看護学総論」、医学書院、2014.ISBN978-4-260-01806-7(1年後期購入済み)
小松浩子他:「系統看護学講座 別巻 がん看護学」、医学書院、2013.ISBN978-4-260-01581-3
大西和子・飯野京子編集:「がん看護学」、ヌーヴェルヒロカワ、2011.ISBN978-4-86174-046-6
他、必要に応じて授業の中で紹介する。
5.成績評価方法
筆記試験
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
授業評価においては平均を超えて満足できる授業であると評価を得ていますが、学生の授業評価の事前・事後の自主的な学習の自己評価が比較的低いため、事前学習をしっかり行い、授業に臨むことによって達成度が高まります。毎回の授業の後には、その日の授業についての感想や質問、改善してほしい点などを書いてもらいます。授業の都度の感想や理解度を踏まえて、適宜、授業内容を改善・工夫していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
既習学習科目(人体構造機能学、生命基礎科学、成人疾病治療論、人間発達援助論、経過別看護援助論など)で学んだ知識を復習して講義に臨んでください。