成人看護援助論Ⅲ
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 成人看護援助論Ⅲ | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 3年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 井澤 美樹子 |
学内連絡教員 | 該当なし | |||
科目担当者 | 井澤 美樹子、 伝法谷 明子、池田 和子 |
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身につける力 | 該当なし | |||||
学習キーワード | 該当なし |
1.科目のねらい・目標
1 科目のねらい
セルフマネジメントが必要な慢性病および生活習慣病をもつ成人を対象として、治癒過程の支援や療養生活支援について学習する。
2 目標
①セルフマネジメントを必要とする状況にある慢性病患者の病態・症状・治療法を理解し、看護に結びつけて説明できる。
②慢性病とともに生きる成人の身体・心理・社会関係に与える影響を理解し、療養法を生活に取り入れ実践していくための看護援助を理解できる。
③理論・モデルを活用してアセスメントし看護過程が展開できる。
④慢性病患者の援助に必要な看護技術について、患者ー看護師役割体験の演習を通して習得する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1回 慢性病とともに生きる人の理解
第2回 糖尿病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第3・4回 糖尿病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護-演習-
第5回 慢性腎臓病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第6回 血液透析療法が必要な人のセルフマネジメントを支援する看護
第7・8回 慢性心不全とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第9・10回 肝炎・肝硬変とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
第11回 自己免疫疾患(SLE)とともに生きる人のセルフマネジメントを支える看護
第12・13・14回 慢性病とともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護の実際-発表-
第15回 HIV/AIDSとともに生きる人のセルフマネジメントを支援する看護
2.方法
毎回、成人期特有の慢性病のある紙上患者を通して看護過程を用いて展開する。講義形式ではなく、チームディスカッションにより理解を深めるという能動的な学習方法を基盤とする。
3.準備学習
第1~11回は、事前に、学習課題及び紙上患者を示した資料を配布する。病態や治療そして看護について自己学習して講義に臨むこと。
3.教科書
鈴木志津枝、藤田佐和編集:「慢性期看護論 第3版」、ヌーベルヒロカワ、 2014.ISBN 978-4-86174-061-9 (2年次前期購入済)
日本糖尿病学会編著:「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」、文光堂、2013.ISBN 978-4‐8306‐6046-7
4.参考書
安酸安子ほか編:「ナーシンググラフィカ 成人看護学(3):セルフマネジメント 第3版」、メディカ出版、2015.ISBN978-4-8404-4917-5
浅野嘉延、吉山直樹編:「看護のための臨床病態学 改訂3版」、南山堂、 2017. ISBN978-4-525-50513-4
5.成績評価方法
筆記試験(80%)、課題レポート(10%)、演習への参加度(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
実際の場に近い状況の事例を活用して講義・演習を行います。自己学習→グループワーク→全体での共有というプロセスを通して、「知っている」から「活用できる」を目指した学習ができるように工夫をしています。資料が多くなる場合もありますが、随時確認しながら進めます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
解剖学・生理学・薬理学・成人疾病治療論ⅠⅡ・経過別看護援助論で学んだ知識を活用した能動的な学習を期待します。
事前学習課題を講義前に配布しますので、必ず自己学習して講義に臨んでください。
2年前期の経過別看護援助論(慢性期)と成人疾病治療論Ⅱの資料を使用しますので持参してください。
ロールプレイやグループワークを頻回に行います。実習直前で大変だと思いますがチームワークで乗り越えましょう。