実践基礎看護技術Ⅲ
科目・科目群 | 看護学科専門科目・基幹科目 | |||||
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科目名 | 実践基礎看護技術Ⅲ | |||||
授業形態 | 演習 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 2年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 木村 恵美子 | 学内連絡教員 | 木村 恵美子 | |||
科目担当者 | 木村 恵美子、福井 幸子、小池 祥太郎、市川 美奈子、小林 昭子、沼田 祐子 | |||||
身につける力 | 専門的知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、専門的技術、主体的学習力 |
1.科目のねらい・目標
看護の対象のもつ問題や、受ける治療等に応じた看護の実際を学ぶ。
実践基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ、看護過程、ヘルスアセスメント等既習の知識・技術を統合し、対象の状態に合わせた援助を選択、工夫し、実施するなかで、看護ケアの具体的展開を理解する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
症状に対する援助技術や、治療に伴う援助技術について、自己学習を基に講義、演習を進める。演習では、互いに患者・看護師役割をとりながら、援助の実際を学ぶ。
〔1回目〕排泄を整えるケア1
講義:排便困難がある患者へのケア〈1コマ〉
演習:摘便、浣腸〈1コマ
〔2回目〕排泄を整えるケア2
講義:排尿困難がある患者へのケア〈1コマ〉
演習:排泄を整えるケア1-排尿困難がある患者へのケア〈1コマ〉
〔3回目〕講義:栄養状態改善に向けたケア〈1コマ〉
GW:経鼻経腸栄養法呼吸を整えるケア〈1コマ〉
〔4回目〕演習:経鼻経腸栄養法呼吸を整えるケア〈2コマ〉
〔5回目〕まとめ:栄養状態改善に向けたケア〈1コマ〉
呼吸を整えるケア:講義〈1コマ〉
〔6回目〕GW:酸素吸入、鼻腔・口腔内吸引が必要な患者のケア〈1コマ〉
演習:酸素吸入
〔7回目〕演習:鼻腔・口腔内吸引が必要な患者のケア〈1コマ〉
まとめ:呼吸を整えるケア〈1コマ〉
講義:入院患者の受け入れ、死亡時の看護〈1コマ〉
*演習の順番は変更する場合があります。
2.方法
基本的な知識を講義後、GWで事例を基に具体的な援助計画を立案し、演習で場面のシミュレーションを患者・看護師役を担って実施する。実施後G内でデブリフィング(振り返り)を行う。教員は各Gの援助計画を評価し、机間指導を行う。
3.準備学習
看護過程、実践基礎看護施術Ⅰ・Ⅱを復習してください。
3.教科書
高木永子監修:「看護過程に沿った対症看護 第4版」、Gakken、2010.ISBN:978-4-7809-1025-4C3047
*1年後期の「看護過程」で購入済み。
4.参考書
授業時に紹介します。
5.成績評価方法
筆記試験(70%)、提出物の内容(20%) 、演習への参加状況等(10%)で評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
皆さんからは、興味・関心を持って積極的に授業に参加できたという評価をいただいていますが、単に学内での経験に終わらせず、2年後期の実習で活用できるよう、より臨床に近い状況などを工夫していきたいと考えています。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
基礎看護学の学内における集大成とも言える科目です。これまでの知識・技術を様々な状況に合わせて引き出して行うことができるよう、事前に準備して臨んで下さい。また、演習時には、準備・後片づけを皆さんに協力していただ いています。