人間発達援助論
科目・科目群 | 看護学科専門科目・専門支持科目 | |||||
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科目名 | 人間発達援助論 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 4学科選択可 | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 福岡 裕美子 | 学内連絡教員 | 福岡 裕美子 | |||
科目担当者 | 福岡 裕美子、大関 信子、鳴井 ひろみ、谷川 涼子 | |||||
身につける力 | 専門知識に根差した実践力 | |||||
学習キーワード | 専門的知識、倫理的態度、問題解決力 |
1.科目のねらい・目標
1.人間を生涯発達の視点でとらえ、人間発達の共通性と特異性を理解する。
2.人間の発達各期における看護援助の視点を明らかにする。
3.母性、小児、成人、老年看護援助論を理解するたの基礎的知識を学ぶ。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画・内容
第1・2回 総論・小児期
1)人間発達とは
2)発達理論 エリクソン、ピアジェほか
3)乳幼児期 ◎出生前発達と出生◎身体的・認知的発達◎情緒的・社会的発達◎乳幼児期の発達と評価
4)学童期 ◎身体的・認知的発達 ◎情緒的・社会的発達
5)青年期 ◎身体的・認知的発達 ◎情緒的・社会的発達
第3・4回 母性 母性の形成発達過程およびライフサイクルの母性における課題と援助
1)思春期の身体的・心理的・社会的発達とその特徴
2)成熟期の女性の身体的・心理的・社会的発達とその特徴、性とセクシャリティ、女性のライフコースと家族形成
3)母性とは何か、母性意識の発達、母性の発達を阻害するもの
4)健全な母性の発達に必要な支援
第5・6回 成人期
1)ライフサイクルにおける成人期の特徴と課題および援助の基本
2)生活習慣および労働に起因する健康問題
第7・8回 老年期
1)ライフサイクルにおける老年期
2)加齢に伴う身体的・心理的・社会的変化と特徴
3)高齢者の健康問題と特徴
2.方法
教科書や視聴覚教材を使用した一斉講義形式
3.準備学習
教科書が提示されている場合は、上記授業計画・内容の該当範囲の予習を行うこと。
3.教科書
第1・2回松尾宣武・濱中喜代編集:「新体系看護学全書 小児看護学① 小児看護学概論・小児保健 第5版」、メヂカルフレンド社、2015.ISBN 978-4-8392-3285-6
第5・6回小松浩子他編:「成人看護学総論」、医学書院、2018.ISBN978-4-260-03173-8
第7・8回北川公子他:「系統看護学講座専門分野2 老年看護学第9版」、医学書院、2018.ISBN 978-4-
260-03186-8
4.参考書
上田礼子著:「人間発達学(リハビリテーション医学講座:第2巻)」、医歯薬出版、1972.ISBN 978-4-263-21752-8
舟島なをみ著:「看護のための人間発達学」、医学書院、2005.ISBN 978-4-260-33391-7
岡堂哲雄編:「ナースのための心理学3 パーソナリティ発達論」、金子書房、2000.ISBN 978-4-7608-9113-9
服部祥子著:「生涯人間発達論 人間への深い理解と愛情を育むために」、医学書院、2006.ISBN 978-4-2603-3063-3
その他、随時紹介する。
5.成績評価方法
定期試験にて評価する。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
学生さんにとってわかりやすい授業となるよう、視聴覚教材等も用いて授業方法を工夫していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
人間が身体的、心理的、社会的にどのように発達していくのかを理解する大事な授業です。「正常」をきちんと理解しないと「異常」の早期発見ができません。次の疾病治療論、看護援助論へとつながるように学んでください。無遅刻、無欠席、私語厳禁、真剣に取り組んでください。