ヘルスプロモーション演習
科目・科目群 | 健康科学部共通科目 | |||||
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科目名 | ヘルスプロモーション演習 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 必修 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 前期 | 合計コマ数 | 30コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 杉山克己 | 学内連絡教員 | 杉山克己 | |||
科目担当者 | 吉池信男,古川照美,反町吉秀,勘林秀行, 千葉敦子,鹿内彩子,廣森直子,杉山克己 | |||||
身につける力 | 自らを高める力 | |||||
学習キーワード | 主体的学習力、地域健康課題の理解、多職種協働力 |
1.科目のねらい・目標
ヘルスプロモーション概論と連動し,そこで学んだ健康の概念や生活者主体の保健福祉活動の基本理念等を学科混成の小グループによる地域でのフィールドワークを通じて学ぶとともに,他職種との「連携」づくりの基盤とする。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
1.授業計画
〔ヘルスプロモーション概論前半がこの科目の前にある〕
(1)ヘルスプロモーション概論との関係,フィールドワークの意義・目的 5月11日(金)
(2)フィールドワークに向けたグループづくり 5月11日(金)
(3)フィールドワーク準備1(踏査地区の理解,役割分担) 5月15日(火)
(4)フィールドワーク準備2(インタビュー方法,インタビュー時の注意) 5月15日(火)
(5)フィールドワーク準備3(鰺ヶ沢町の理解,地区把握のポイント) 5月18日(金)
(6)フィールドワーク準備4(データ記録の方法と注意) 5月18日(金)
(7)~(11)フィールドワーク本番 5月22日(火)
(12-13)フィールドワーク結果のまとめ1(データ整理の方法,視点) 5月25日(金)
(14-15)フィールドワーク結果のまとめ2(データ整理と分析) 5月29日(火)
〔この後にヘルスプロモーション概論の後半がある〕ヘルスプロモーション概論後半の冒頭(6月5日)にフィールドワークの振返り(グループ発表)を実施する。
2.方法
この科目は、5月22日(火)に青森県西津軽郡鰺ヶ沢町の舞戸地区で実施されるフィールドワークを中心に、その前後の準備・事後学習で構成される。ほぼ毎回4学科混成の7~8人で構成されたグループでグループワークを実施する。また、フィールドワーク本番では各グループを更に2つに分けた3~4人の小グループで活動する。
3.準備学習
参考書やヘルスプロモーション概論での配布資料等を用いて、これまでの学習を振り返っておくこと。更に、各自の出身自治体(市町村)やフィールドワークを実際に実施する鰺ヶ沢町について、その歴史や人口、主な産業や健康関連指標等をあらかじめ確認しておくこと。
3.教科書
下に掲げた参考書の大半はヘルスプロモーション概論で指定した教科書や参考書である。この科目の教科書は特に指定しないが、これらの書籍は文字通り参考にすること。
4.参考書
1)ICF(国際生活機能分類)の理解と活用-人が「生きること」「生きることの困難(障害)」をどうとらえるか,発行:きょうされん,発売:萌文社,4-89491-096-9
2)山崎喜比古 監修/朝倉隆司 編:新・生き方としての健康科学,有信堂高文社.2017(ISBN:978-4-8420-6589-2)
3)島内憲夫、編訳:ヘルスプロモーション~WHO:オタワ憲章~,垣内出版.2013(ISBN978-4-7734-0401-2)
4)東京大学医学部健康総合科学科編:社会を変える健康のサイエンス.東京大学出版会.2016(ISBN 978-4-13-063406-9)
5)青森県健康福祉政策・包括ケア http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/care/index.html#care
6)宮内泰介:自分で調べる技術-市民のための調査入門,岩波書店,4-00-700117-0
この内、1)はヘルスプロモーション概論の教科書として指定したもの、2)~5)は同じく参考書として指定したものである。
5.成績評価方法
個人リポート(40%),フィールドワーク・グループワークへの主体的・積極的な取組状況(30%),グループでの提出物(10%)や発表(20%)により評価する。
なお、フィールドワークへの参加は必須とする。やむを得ない事情で欠席の場合は代替課題を課すので、事前に分かっている場合は必ず前もって相談すること、突発的な事情の場合も事後、必ず相談に来ること。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
ヘルスプロモーション概論との関係が強い科目であることを意識しながら実施する。また、各グループがスムーズに活動できるように工夫する。もし実施上で不都合な点があれば、途中でも声を上げてもらえれば、即対応できることは対応していきます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
フィールドワークは鰺ヶ沢町の舞戸地区の全戸訪問調査を手分けして行う。地域の人たちには事前連絡(チラシ配布)するが、それを見ているとは限らないし、見ていたとしても住民には協力しなければならない理由はない。協力はあくまでも地域住民の好意による事を踏まえて、真剣に取り組むようにしてほしい。
必要なもの等については準備学習の段階で示すが、現地では各戸を徒歩で周るので、雨天等も念頭に準備しておくこと。また、体調や体力等で不安がある場合には、事前に申し出る機会があるので、その際に必ず、そして遠慮なく申し出ること。必要に応じて個別に対応する。