科学と創造
科目・科目群 | 人間総合科学科目・科学と論理 | |||||
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科目名 | 科学と創造 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 2単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 2年後期 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 15コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 浅田 豊 | 学内連絡教員 | 浅田 豊 | |||
科目担当者 | 浅田 豊 | |||||
身につける力 | 非該当 | |||||
学習キーワード | 同上 |
1.科目のねらい・目標
科学を文化的事象の中に位置づけ、健康科学を支える、自然及び人文・社会科学の諸理論・調査方法、歴史、政策の各側面について考察する。また、人々の生活を取り巻く近代的な自然観や人間観、地域社会観の歴史的展開過程をふまえながら、その意義と問題点をみて、現代及びこれからの自然・人間・地域社会観のあるべき姿について、具体的な諸例をもとに、検討する。さらに、現代社会における諸課題について、フィールド調査・質的調査や実際に担当教員が行なった研究等の題材をもとに、地域政策科学、コミュニティ形成、健康科学における発見や発明などの観点から考察する。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
総論及び各論として、以下の視点から講義を行なった上で、その後、受講学生は小グループを形成し、「人・健康・社会」のいずれかのテーマの中から主体的に研究課題を設定し、下記の手順により、「科学すること」や「自分のオリジナルな考えを創造すること」を、体験を通して理解する。(数字はコマではなく内容)
内容
【全体講義】
(1)
○総論Ⅰ 科学する心
○各論 科学的根拠の重要性
(2)
総論Ⅱ 科学的調査の楽しさの理解―(1)そのプロセスと方法―
(3) ―(2)実施した調査・まとめの looking back のし方―
○各論
(4) 社会学から見た「コミュニティの発展と住民の生活意識」の分析視点
(5) 人間科学に基づく質的・記述的調査の有効性
【個別指導並びにグループによる調べ学習・相互学習・発表・討議】
(6~14:)
(6)
①各グループの興味関心に沿った研究課題を導出する。
課題(例):「食と栄養」「地域産業の創成」「我が国の保健医療施策の動向」「青森県民の健康状況」「県民の食生活意識」「食生活と生活習慣病予防」「子どもの家庭環境と心の発達」「青森県の子どもの学力」「ボランティア学習」「生きがいと生涯学習」「社会の構造と住民の生活意識」「現代の地方都市における生活課題」「生活の質とライフスタイル」「現代社会におけるコミュニティ」 他
(7、8)
②図書館等で資料・文献を探索し、必要な情報を入手するとともに議論を深める。
(9、10)
③科学的視点から調べてきた内容について議論し、小グループ内で分担しレジュメを作成する。
(11、12)
④調べ、まとめた成果等について授業中に順次、口頭発表を行ない、議論、質疑応答を行なう。
(13、14)
⑤発表内容をレポートまたは論文として完成させる。
(15)
【総括まとめ】
方法
講義スタイルから演習スタイルへ接続する。
準備学習
資料を事前に熟読し、授業へ参加してほしい。
3.教科書
教科書は使用せず、オリジナル教材を配布します。
4.参考書
授業中に、参考資料を紹介します。
5.成績評価方法
最終レポート(50%)、研究発表(30%)、授業への参加度(20%)により評価します。
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
一定の満足度が得られていると理解します。受講者数が多いため、きめ細かく質問への対応ができるように一層留意するとともに、各学生の自己学習の促進を含み、さらに、授業の質の向上に向けた工夫・改善に努めたいと考えます。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
参加型で双方向的な授業を心がけるという意味で楽しい授業です。アクティブな学習を支援します。また、主体的に議論・研究に取り組むという本学の基本的方向に基づいた授業設計をしています。さらに、今日の教養教育に求められる科学リテラシー等の向上のために大変役に立つコースです。【現代GP参画(フィールドワーク含)実績、他大学との単位互換実績科目】