調査と科学的方法
科目・科目群 | 人間総合科学科目・科学と論理 | |||||
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科目名 | 調査と科学的方法 | |||||
授業形態 | 講義 | 単位数 | 1単位 | 選択・必修 | 選択 | |
配当年次 | 1年次 | 学期 | 後期 | 合計コマ数 | 8コマ | |
コース選択 | 該当なし | 他学科開講科目 | 該当なし | |||
科目責任者(学内連絡教員) | 浅田 豊 | 学内連絡教員 | 浅田 豊 | |||
科目担当者 | 浅田 豊 | |||||
身につける力 | 創造力 | |||||
学習キーワード | 教養、問題解決力、クリティカル・シンキング |
1.科目のねらい・目標
質問紙調査法による社会調査の具体的な実施方法ならびに研究課題・研究目的に応じた研究方法のアプローチについて学ぶことにより当該調査を実施できる基礎的能力を高める。また、記述統計学における解析のプロセスについて基礎的な理解・思考を深める。さらに、質的・記述的なアプローチの方法並びに健康科学の方法に基づく研究論文・調査報告の作成方法の一連のプロセスを学ぶ。これらの学習により一連の分析・問題解決ができる基礎的能力を高める。
2.授業計画・内容・方法・準備学習等
内容
効果的な調査の実施(1)~研究デザインの設定と、質問紙調査を実施するためのポイント~
効果的な調査の実施(2)実態調査研究
効果的な調査の実施(3)相関関係実証型研究
効果的な調査の実施(4)基本的な統計学による解析のプロセス
研究における質的・記述的なアプローチの方法(1)~主に問題の発見のし方及びデータ収集の方法について~
研究における質的・記述的なアプローチの方法(2)~主に聞き取り調査・インタビューの方法について~
健康科学の方法に基づく研究論文の作成方法(1)~主に研究計画立案及び全体のプロセスについて~健康科学の方法に基づく研究論文の作成方法(2)~主に結果のまとめ方の基礎について~
方法
基本的な概念等を解説の後、練習問題を中心とするセルフワーク・ペアワークの段階へつなげていきます。
準備学習
学習上必要な観点・論点を予め示しますので、それらを参考にして、資料をよく読んでおいてください。
3.教科書
編集資料を用います。
4.参考書
授業中に紹介します。
5.成績評価方法
定期試験(80%)、講義時の小レポート(10%)、授業への参加度(10%)
6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)
新カリキュラムに合わせて再編成した科目ですが、前身の科目の成果等を参考とするならば、概して分かりやすいという評価であったと認識しています。一方で、理解や表現が難しい、コマ数が足りないといった声も寄せられました。時間数が限られる背景の中、内容が難しいためゆっくり確実に反復的に 進めてほしいという複数の声をも踏まえつつ、表現を分かりやすく工夫することに加え、具体例をより効果的に用い実際面で一層役立つ内容としていくよう心がけ、また各学生さんの情意、 事前学習状況、理解度や質問箇所を常に確認しながら授業を計画し、進めるとともに、予習、復習、練習問題・課題への取り組み、継続的・発 展的な自己学習の促進を含み、さらに、授業の質の向上に向けた工夫・改善に努めたいと考えています。1単位となりますが、有効な内容となるよう努力します。
7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)
新カリキュラム科目として一部を引き継いでいくものですが、授業の中では、練習問題や質疑応答を含めながら、理解・思考の深化を支援します。また、理解が難 しい項目は、繰り返し指導します。この分野が得意だという方には応用問題や発展的課題を必要に応じて紹介し、この分野に苦手意識を持つ 方には、必要に応じて基本問題の個別対応、授業の空き時間などを利用した補充的支援等ができればと思います。分かりにくいところがあれば、 休み時間・空き時間においても、どんどん質問をしてください。事前学習との接続等を踏まえ、各学生の皆さんの個別的状況も踏まえて、支援していきます。