4学科連携
「ヘルスリテラシー」と「連携力」
獲得した知識や技術を発展的に活用できる能力
繋がりあうことでより大きな力を発揮できる実践力
本学では4つの学科(看護、理学、社福、栄養)がひとつの学部で学んでいる特性を活かし、1年生から4年生まで系統的に、地域におけるヘルスリテラシー向上の側面から、各学科の専門職性を超えたチームケアの基礎を学び、地域特性に即した、ヒューマンケアを実践・統合できる豊かな人間性を備えた人材の育成を目指します。重要な科目として、4学科必修科目として8つのヘルスリテラシー科目を位置づけています。さらに、ヒューマンケアやキャリア、ボランティアに関わる最新動向を学生が自ら選択し、学習する特殊講義により、他分野への理解や視野を広げることを目指しています。
1年次前期
ヘルスプロモーション概論
地域に暮らす人々の健康を創造する「ヘルスプロモーション」について学習します。また、専門職がどのように連携、協働するのかを考える基礎とします。
ヘルスプロモーション演習
4学科混成チームで実際に地域に出向き、話を聞きながら、地域の人々の生活や健康についての考え方にふれ、ヘルスプロモーションについてダイナミックに理解します。
1年次後期
健康情報リテラシー
健康に関する情報を適切に知り、活用できるための基礎的な知識と情報収集方法について学びます。
2年次前期
職業倫理とヘルスコミュニケーション
人々を支えるために必要な倫理観や専門職としてのヘルスコミュニケーションのあり方、他職種連携について具体的に学びます。
2年次後期
セーフティプロモーション
認知症サポーター養成講座を含む、セーフティプロモーションの基礎を学ぶことにより、保健医療福祉従事者として、safetyに関するリテラシーを身につけます。
3年次前期
地域包括支援論
模擬地域ケア会議等から、地域の健康課題解決に向けて、多職種と協働するための方策と地域包括ケアにおける専門職としての活動展開方法を理解します。
4年次前期
ヘルスケアマネジメント論
ケアを必要とする人々(個人・集団・地域)のニーズに沿う支援をするための連携・協働の必要性と連携・協働のための技術、事例を通して自己の専門領域の特性と他の専門領域との共通性について理解します。
4年次後期
ヘルスケアマネジメント実習
4学科混成チームで、実際の事例を通してヘルスケアマネジメントの学習を深め、各専門職の専門性と独自性をふまえて、地域の特性に応じた包括的なヘルスケアのために保健・医療・福祉の連携と協働に必要な能力を身につけ、地域住民のヘルスリテラシーの向上のための取り組みについて必要な援助を考えます。
全学年を通して
ヒューマンケア特殊講義Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
保健医療福祉に関係する最新で多様な知見の学習を通して、問題に対する複眼的で柔軟な思考を涵養します。